接続エラーや遅延が発生した際に、問題の原因を特定するためブリザードより「パスピング(Pathping)」の実行結果提出をお願いする場合がございます。OSのバージョンに応じて、以下の手順に従いログを取得してください。あるノードから指定したノードまでのネットワーク経路を追跡する必要がある場合は、トレースルート(traceroute)を実行してください。
 

パスピングは、ご利用のコンピュータから弊社サーバーへの接続のパケット喪失率を取得します。経路上にあるルーターの応答時間を調べる他のコマンドやツールでは提供されない追加情報を得ることができる場合があります。

  1. スタートボタンをクリックします。
  2. 検索フィールドに cmd と入力します。
  3. CMD.exeを右クリックし、管理者として実行を選択します。
  4. pathping xx > c:\pathping.txtとコマンドを入力します。
    注意: 以下のリストを参考に、コマンドの「xx」部分を接続を確認したいサーバーのIPアドレスに置き換えてください。また、一度に指定できるIPアドレスはひとつです。ご利用の地域ごとにコマンドを分けて実施してください。
  5. トレースルートの完了までお待ちください。この処理には数分かかる場合があります。コマンドプロンプトに新たなテキストが表示されたら、トレースルートは完了です。完了すると、C:ドライブにpathping.txtファイルが作成されます。
    注意: エラーが表示される場合は、管理者モードでコマンドプロンプトを実行する必要があります。手順3に戻ってもう一度やり直してください。
  6. コマンドウィンドウを閉じてください。
  1. /Applications/Utilitiesフォルダを開いてターミナルアプリケーションを起動します。
  2. traceroute -S -q 20 xx > ~/Desktop/pathping.txtとコマンドを入力します。
    注意: 以下のリストを参考に、コマンドの「xx」部分を接続を確認したいサーバーのIPアドレスに置き換えてください。また、一度に指定できるIPアドレスはひとつです。ご利用の地域ごとにコマンドを分けて実施してください。
  3. Returnを押すと、デスクトップにpathping.txtファイルが作成されます。
  4. ターミナルを終了してください。

接続や遅延の問題解決のためにサポートに連絡もしくはフォーラムに投稿される前に、次の情報をご用意ください。これらは弊社のネットワーク外の問題を分析する助けになります。

  • 問題の詳細(問題が発生したゲーム/サービス名など)。
  • 問題が発生した日付/時間。
  • ご自分のIPアドレス、利用しているインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)、接続のタイプ。
  • 問題発生時のトレースルートおよびパスピングの結果。
  • 問題発生時のWINMTRテストの結果
パスピング結果の解析

出力結果に表示されている「hop 0」(ホップ 0 = お使いのルーター)や、「hop 1」(ホップ 1 = お使いのモデム)で、1%以上のパケット喪失が続く場合には、ファームウェアをアップデートするか、ハードウェアを交換してください。経路上のそれ以外の場所でパケット喪失がある場合には、ご利用のインターネット・サービス・プロバイダにお問い合わせください。パスピング結果の解析についてサポートが必要な場合は、弊社のテクニカルサポートフォーラムに結果を投稿してください。

弊社のサーバーから応答があった場合には、パケット損失100%の表示を無視してください。弊社のサーバーには次のような拡張子がついています: attens.net、att.net、alter.net、telia.net。

リストにあるIPアドレスのうち1つからしか結果を取得できなかった場合、テストは失敗です。ルーターとファイアウォールを無効にして、再度テストを実行してください。詳細につきましては、ご利用のルーターのメーカーまでお問い合わせください。また、テスト完了後はルーターとファイアウォールを忘れずに有効にしてください。

パスピングの例:


注意: この例は、あくまで説明のためのものであり、過去または現存するインターネット・サービス・プロバイダとは一切、関係ありません。